禁断の惨劇
『そうだな
でも一応これを持っていこう』
雅樹は落ちていた木の棒を渡した。
『よし、行くぞ』
…その人に近づけば近づくほど服装が古いのがわかった。
少し違和感があった。
『すいませーん
あなたはこの村の人ですか?』
『…あ、私はこの村を調べてるだけで
ここの者ではありませんよ
あなた方は?』
良かった。
この人は普通だ。
『俺達はこの村に用があって来てるんです』
『そうですか
でも、あまり長居はしないほうがいい…
村人は病気に感染している者が多く襲われてしまうかもしれません』
『わかりました
そうします』
『では私はこれで』
『はい、また』
さて、この祠が問題だ。