禁断の惨劇


数分歩くと雨が降り出した。


『やべーな』

みんなもそう思ったのか走り出した。



お!

『あるじゃん!でも人がいないか…』


『大丈夫だ人の気配はない…多分』


ガチャガチャ

扉は結構古い。
誰も使ってないのだろう。



『しかし埃臭いなあ』


『まぁ雨宿り出来るだけマシだろ』


…雨が激しくなってきたな。


『なぁ、写真があるぞ』


『見てみよう』




…写真には男女数人と女の子二人と村人。

みんな笑顔で楽しそうだ。


ん?


『おい、この人さっきの白衣の…』



『ホントだ!さっきの人だ』



『この人…昔から何をしてるんだ…』




『おい……おい!!』



『なんだよ、うるさい』



『この写真変だぞ!!!!』

雅樹がこんな怒鳴るなんて珍しい。
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