French
運命の電話
プルプルプルプル
「はい。もしもし」
「いまどこにいる?」
「俺?学校だけど…」
「学校のどこよ!」
「部室」
「嘘つき!退学したんでしょ」
「はぁ?なんで知ってんの」
「バスケ部の人に聞いた」「ならそのとおりだ」
「バスケが出来ない体ってホントなの…?」
わたしは恐る恐る聞いた。聞くのが怖かった。でも聞くしかなかった
「…………」
「………」
沈黙が続いた。
いやな雰囲気だった
しょうがなかった。
常識外れなコトいったから…
「それ!しりたい?」
「うん。友達として」
「じゃあ中央十字架病院にきて」
「わかった」
私は状況が分からないまま、中央十字架病院に向かった。
< 13 / 20 >

この作品をシェア

pagetop