ひまわり
衝撃
「あれっ?
今日も蔵島君休み?」
教室に入り、机に鞄を置いた真由が、開口一番に言った。
あたしは頬杖をつきながら、恭平の机に目を向ける。
優斗君と美穂ちゃんの誕生日パーティーをした次の日から、恭平は学校へは来ていない。
今日で、5日目だ――。
風邪を引きそうな感じでもなかったし、あいつはああ見えて、学校をサボるような奴でもない。
教会の前で待っていても、一向に出てくる気配はなかった。
何度メールや電話をしても連絡がこなくて、チャイムを鳴らして大ちゃんに聞いても、『わからない』の一言……。
何やってんだよ――…。