夢オチ<22ページ>
冷たい雨。
降りやまない雨。

水溜まり同士がくっつき、今は僕のくるぶし程まで水が溜っている。

恐怖。

僕は、溺死するのかもしれない。

雨はやまない。

あれ程優しく感じた雨は、今は膝の辺りまで来た。

どんどん増えて、僕は思わず立ち上がる。

やまない雨。
雨粒がこんなに恐怖だとは思わなかった。

雨は好きだったけど。こんな目に会ったら、雨が嫌いになりそうだ。



今度があればの話。

< 7 / 22 >

この作品をシェア

pagetop