玲子と泥棒と先生
 
その言葉を聞いて、桐生は足元が暖かくなってきました。

桐生のことを覚えている人がここにいたのです。




ふと、上のほうから聞き覚えのある声が聞こえてきました。


「伸ちゃん、いらっしゃい」


それは懐かしい懐かしい、母の声でした。


「かあちゃん、・・・」



桐生は光に包まれ、静かに静かに消えていきました。


 
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