『レンアイ-カンジョウ』

「キミ」の事、こんなに好きにならなければよかったのに。


こんなに本気にならなかったらよかったのに。


そしたら、今でも「あなた」とだけの幸せな日々が続いたはずなのに。




だって「キミ」はあまりにも簡単に自然に私に入りこんできた。


まるで、前からこうなる事を知ってたかのように…。


そんなに自然に入り込んで、私の中に居座る。


全てを「キミ」のせいにしたくなった。




「キミ」は本当は私のこと遊びならいいのに。

それならば、どんなに楽だろう。



罪悪感があるなら、後から出てきた「キミ」を今のうちに忘れればいいのに。


でも、会いたいのを我慢できない。



私が二人いればいいのに。

二人を今のように愛せればいいのに。



どうしようもないキモチの葛藤が続く…。



どちらも好きで好きで止められない…。


< 20 / 24 >

この作品をシェア

pagetop