『レンアイ-カンジョウ』
純粋に人を好きになっただけなのに…。
二人の人を好きになるのがこんなに辛いものだとは知らなかった。
結局、長年培った「あなた」との愛を選び、いつか結婚する…
それが「キミ」と出会うまで描いてた夢。
結局、「キミ」に別れを告げて、傷付けてしまうのか。
そして、答えを出せない私にはいつか天罰が下るだろう。
全てを失う事になるだろう…。
そして、いつか新しい『恋愛』ができるのだろうか。
たった一人の人を愛し抜く日がくるのだろうか。
ただ、言えるのは、この二人以上に好きになる人は二度と現われないだろう。
そこには、揺るぎない自信がある。
それだけの感情が溢れ出している…
長年連れ添った「あなた」を知る私。
嫌な所も変なクセも。
何故だか分からずに「キミ」に惹かれる私。当たり前かのように私の中にいる。
ただの片思いだったら、もっと楽なのかな。
こんなに苦しまずに済んだのかな。
そして、「あなた」しか愛せないと私を美化しすぎてた…。
「キミ」になんて気持ちが揺れる事なんかないと思ってたから。