☆俺様King★

…しーに
『大好き』って
言われたら…?




嬉しいかも…
って、何考えてるのよ!




また体温が上昇する。




「な、なんとも思わない」





ぶっきらぼうに
言ってみたけど
顔が赤い…。





ドキドキも止まらない。





「素直じゃないな、
怜夢」




しーの顔が
近づく。




甘ったるい香りが
さっきよりキツくなる。



「素直に
なれない悪い子には
おしおきしないとな…」





な、なに言ってるのよ。
コイツ…。




…しーのが
悪い子だと思うのは
私だけ?





「ここに
怜夢の“シルシ”をつけて」




しーが指差すのは
首元。



ま、まさか
…キスマークつけろって

ことなの?!






「意味分からない!


もう知らないから!」



私は
しーを突き放して
部屋に向かった。



しーのばか!
どうして
変なことばかり言うの?





「ひゃっ…!!」




首に何かの
感触を感じた。




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