☆俺様King★
私はしーの腕からするりと抜けた…
はずなのに
ドキドキが止まらない。
ホントに私、どうかしてる。
しーなんて嫌いなはずなのに。
これ以上、しーを見ていると
心臓が止まりそうなので
私はできるだけ
しーから目を反らした。
それでも、それでも
ドキドキが止まらないまま。
しーは私が目を反らしていることに
気がついたのか
ムスとした表情を浮かべている。
…いつも虐められてるのは
こっちなんだから、
たまには…
しーにも
嫌な思いさせていいよね…?
そう思いながらも
しーを
気にしてしまう。
…なんでこんなに
お人好しなんだろう、
私は。
「ばーか」
しーの声。
あれ?
なんで後ろから聞こえるの?
さっき、しーは前にいたよね…
後ろを見る隙もなく、
またあの甘ったるい香りが
私の全身に広がっていく。
「ひっかかったな、
お人好し野郎め」
「…またからかったの?!
む、ムスってしてたのに」
「隙ありすぎ」
しーの唇が私のおでこにあたる。
なんなの、コイツは…。
人の良心につけこんで…。
はずなのに
ドキドキが止まらない。
ホントに私、どうかしてる。
しーなんて嫌いなはずなのに。
これ以上、しーを見ていると
心臓が止まりそうなので
私はできるだけ
しーから目を反らした。
それでも、それでも
ドキドキが止まらないまま。
しーは私が目を反らしていることに
気がついたのか
ムスとした表情を浮かべている。
…いつも虐められてるのは
こっちなんだから、
たまには…
しーにも
嫌な思いさせていいよね…?
そう思いながらも
しーを
気にしてしまう。
…なんでこんなに
お人好しなんだろう、
私は。
「ばーか」
しーの声。
あれ?
なんで後ろから聞こえるの?
さっき、しーは前にいたよね…
後ろを見る隙もなく、
またあの甘ったるい香りが
私の全身に広がっていく。
「ひっかかったな、
お人好し野郎め」
「…またからかったの?!
む、ムスってしてたのに」
「隙ありすぎ」
しーの唇が私のおでこにあたる。
なんなの、コイツは…。
人の良心につけこんで…。