☆俺様King★
私は再び
しーの腕から抜けようとした。




また…何されるか分からないし。




でも
さっきより、しーの力は強くて
簡単には抜けられない。




「脱走は許さないよ?」


私の耳もとでゆっくりと呟く
しー。



また…熱くなってきた、
今度は体まで。





「あ、あたしはしーのものじゃ
ないから…」



声が震える。
ドキドキが止まらない。





「なーに言ってるの?」


しーは
きょとんとした顔で
私を覗き込む。




< 4 / 25 >

この作品をシェア

pagetop