☆俺様King★
「怜夢は俺のもの」

一文字一文字、はっきりと呟くと
しーはまた笑った。



そして、
そっと私の首元に唇を近づける。




「…やっ!」




なんだかくすぐったい…。
しーは何やってるの?



「怜夢は俺のもの♪」



そう言うと
しーは
パッと私から離れて

部屋を出ていった。



…さっき、しーは何をしたの…?



はずかしいけど
なぜか気になって
私は鏡を見た。




…首元には
くっきりと
キスマークが残っていた。



「しーのばか!」



顔を真っ赤にしながら叫ぶ。




相変わらずドキドキは
止まらない。




悔しいけど…
今のあたしの心の中は
しーでいっぱいだよ





【01★お前は俺のもの。END】
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