☆俺様King★

「どこ…?」




「ここだよ、ここ」


私は自分の唇を指差して
教えてあげた。





「…ここ?」



しーは自分の唇を指差して
私を見つめる。






「そう……」




え…?




突然、
唇にやわらかい何かが触れた。




しーが笑ってる。



まさか…まさか…。




「キス…した…?」






「だって、そこって言っただろ?」


しーは
私の唇を
指差しながら
ウィンクした。





…信じられない。

お母さんもいるのに!

さっきは
たまたま
見てなかったから
よかったものの…。






…またドキドキしてきた。




なんで
しーは平然としてるの?
私だけが
顔赤くなって
はずかしいよ…。




「怜夢ちゃん、どうしたの?
顔、真っ赤」




「なんでも…ない…」





【02★ご飯おかわりEND】
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