時計塔の鬼


昨日はその後、笑って、そうしたら頭を小突かれた。




時計塔と、その向こうに流れる白い雲。


この、どこかのどかなように感じる風景。


その中心にある時計塔にシュウが居ると知ってから、窓の外を眺める回数が増えた。





今もやっぱり、寝てるのかな?


口から息が漏れる。


心地よい風が頬を撫でる。



目を瞑り、また開ける。





そうして、見たものは。




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