先生はホスト!?
「健吾!!
何処に行ったの!!」

女の人の声が聞こえた。

当たり前の事だ
ホストクラブ。
女の人が女王様になれる
唯一のひとときを味わいに
やってくる場所。

「真由。かっこいいでしょ。

健吾。あなた好みじゃない?」

「そんな事無い。
だってホストに興味は無い。」

「だったら何しに来たの?」

「遊びに来たの。」

「暇だわね。
学生の身分で、
ここで働くわけにも行かないし」

私はいつの間にか健吾を
目に追っている自分に気づく。
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