先生はホスト！？

「ごめん、真由。
何だか避けられている
感じを受けたから・・・。」

「別に避けてはいません。
先生は先生だから・・。」

先生は私を抱きしめた。

私は泣きそうになった。

だって先生の温もりが
亡くなったお父さんに
似ているんだもん。

だから、
先生を嫌いになれない。

本当の事を言おう。

「先生の両親が起こした
事故じゃなかったよ。

私の父親が、
起こした事故だったみたい。
だから私たち反対なの。」

「真由。反対って！？
本当なのか？」

「うん。恵子さんに聞いた。
だから先生。
他の人を好きになって。
私の父親が
先生の両親の命を奪ったの。

だから私の事嫌っていいから」

私は逃げるように、
準備室を出て行った。