女神様の好奇心
私の気持ちも知らないで……。
じゃなくって!!あの本!絶対どっかで見た!!
記憶力はいい方だし。(自称)
うーん、どこだっけ?結構最近だったよーな…?
小さい子熊が頭の中で記憶の引き出しを探る。
んー………。
あ!?待てよ?もしかしたらこの前見た夢かも…。(多分)
やった!思い出した♪
予知夢じゃん!!
すごくない!?
「…乙女!聞いてた?この参考書、最後までやっといてよ?明日塾でやるとこの予習だから。」
一気に私を悲しい現実に引き戻す優莉の言葉。