恋に恋する五秒前
「好きじゃないですよ!!ただ、共通できる話しがあって話してると面白いんですよ!!」必死で説得させる私。
その焦りは、もっと怪しまれそうな程…。
「そうだよな!選手と選手が付き合うなんて事、有り得ないし許されないもんなっ!」坂口ケンタが笑ってた。
「そう…ですよ…」私は胸がズキズキ痛んだ。
(選手と選手は付き合えないもんね。
許されないもんね。
少し、考え直そう。記者達にばれたら大変だ!!)
「ちょっとお腹痛いんで、トイレ行ってきます」
そう言い、私は逃げて行った。