恋に恋する五秒前
「あぁー!!彼氏欲しい~!!」
カナメと後ろを振り向くと、あのヒロヤスの事が好きそうな桜坂リエがいた。
隣には恋の先輩の平戸メグミがいた。
「まぁーまぁ、リエちゃん。彼氏欲しいかもしれないけど、卓球に集中しなよ…」
「嫌だぁ~。彼氏がいなきゃ集中できない~」
「卓球を彼氏にすればいいじゃん!!ねっ?!」
「卓球が彼氏なんてありえないぃ~。」
「だけど…」あの恋の先輩が困っているようだった。
カナメが
「あの人でも、敵わない桜坂リエって…」と言い
「最強だよね!?」と声を2人で合わせた。
控え室でみんなと別れ、一人で部屋にいた。
部屋に合った会場の様子を映したテレビの中はまだ、スタッフで混み合ってるようだった。
その時、一通のメールが来た。
[今日の試合も頑張りなさいよ!!頑張ってメダルをゲットしちゃいなさい!!
天使 ]
天使??天使から私宛てにメールが来たのだ。
カナメとヒロヤスではない…それだけは分かっていた。