にゃんことわんこ

すぐに翔ちゃんがやって来てそーちゃんの隣に勢いよく座った。



その時にそーちゃんを勢いよく押し込んだらしくその反動でそーちゃんは奥の壁にぶつかっていた。



「夢~。ずるいよ。
何でこんなやつとケーキのやりっこしてんだよ。俺だって、俺だってしたことないのにー」



机に突っ伏してしまった。



「だって美味しい物は分け合うべきだし」



「それでもずるいー。
俺も夢のケーキ食べたい」



わがままだなぁ。



まったく、誰がこんなわがままに育てたんだ。



しょうがないなー。



「じゃあ翔ちゃんはチーズケーキ頼んで交換しよっ。
そしたら私も美味しくて翔ちゃんも2種類食べれてお得だよ」



翔ちゃんがバッと顔を上げる。



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