にゃんことわんこ
「あ、そうだ」
先輩が立ち上がり兄貴の手を掴んだ。
そしてテーブルの前まで連れてくる。
「よかったらお兄さんもケーキどうですか?
私の手作りなんです」
「へえ……手作り」
チラッとケーキを見て言葉を失う。
これ食いもんか?
っとでも言いたそうにケーキを見て眉間にしわをよせている。
まあ……そうなるよな。
普通の人はこんな食べ物の組み合わせ考えないだろう。
「どのくらいとりますー?」
包丁と皿を両手に尋ねる。
俺的には出来るだけ多く兄貴に盛ってほしい……。
そうすれば俺の食べる分が……減る気がする。