にゃんことわんこ
そう言って横に並び俺の方にひじを乗せてくる。
……重い。
「ここじゃ……っというか夢の前じゃあ何だから中等部まで歩きながら話そうか」
翔先輩がやっと黙り込んだ夢先輩を見て言う。
それを見て、
さんざん知らん顔していた夢先輩が俺の腕に飛びついてきた。
「やだっ。
せっかく翔ちゃんから教わったこと実行してるのに邪魔しないで」
イーッと口を横に開く。
今時小学生でもそんな威嚇しないぞ。
とても年上とは思えない。
っつか、この変な行動教えたの翔先輩かよ。
一体何を教えたんだ?
面倒だから変なこと教えんなよなあ。