だいすき
"竜也、私のこと忘れてくれないかな?"

竜也とのメールのやりとり。

"麻里乃、なんで?"

"竜也が、私のこと心配してるって聞いて・・・"

"誰から?"

"うわさよ。迷惑なんだよね。そういうの。"

"俺は、おまえと幼なじみだから。"

"そういうのが迷惑なの!"

"本気なのか?本気でそんなこといってんの?"

"うん。本気だよ。"

"分かった。心配するのやめるよ。じゃぁな。"

"バイバイ。"

竜也が心配してくれてうれしかったのに。

自分が思っていることと反対のことを言って、悲しくなった。

悔しくなった。

私は、声を殺して泣いた。
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