恋愛クリニック部【修正中】
ちなみにダルマ組は、
部長、山田、朋、宮城の4人で、学校組は、中井、美鈴の2人。
それから、青木はというと…自主休部し、寮の食堂のゲーム機で遊んでいた。
「まぁまぁ。
せっかく、こうして皆で外に出たことですし、遠足みたいじゃないですか。」
子供のようにハシャぐ部長。
「言っておくが、これは遠足ではない。
部活です。遊びじゃないんですよ。」
中指でメガネを押し上げる山田。
「わかってるって♪
…あっ!あんなところにオモチャ屋さんが…」
お店を見つけては、表に飾られている商品を食い入るように見つめる部長…
「なぁ〜…圭吾。
あれ部費で買ってくれない?」
キラキラと瞳を輝かせ山田にすがる部長は子供のようだった。
「そんな目で見てもダメです。
大体、僕はあなたの親ではありません。」
一筋の汗を流しながら山田は真っ直ぐ部長を見た。
「部長からのお願い!」
さらにキラキラとねだる目を輝かせ、山田にすり寄る。
「…職権乱用ですか。
あんなもの、いつ使うんですか?」
「…え〜っと、…いつか使うときが来るさ!」
「なら、その時に買いに来ましょう。」