恋愛クリニック部【修正中】
「そうなんですよ。
しかも、あの日って日差し強くて…見てくださいよ!靴下焼け!
裸足になるのが恥ずかしいんです!」
靴下を少しずらすとクッキリと赤と白に分かれている。
「あ〜らら、これは散々だったね…」
キヒヒと奇妙な笑い声の美鈴の背後から「ちょっと」と声をかけられる。
2人一緒に振り返ると、そこには宮城が眉間にしわを寄せ朋をみていた。
「ちょっと話あんだけど。」
と親指を立て部室のドアを指す。
きっと外へ行こうと言うことだろう。
「いってらっしゃーい」
とヒラヒラと手を振り見送る美鈴に朋は頭を下げドアへと向かった。
ぎぃ〜…
独特の開閉音。
部室の中とは違い、暑さでムッとする。
「あのさ…。」
足下の一点を見つめ、微動だにしない宮城だったが、パッと頭を上げ、顔を見合わせると早口で言う。
「俺、朋に名前で呼ばれたいんだけど嫌かな?!」
そんな早口で話す宮城の顔は
「…まっか」
思わず言葉に出てしまった口を手でふさぐがもう遅い。
宮城の顔はさらに赤く染まっていった。