恋愛クリニック部【修正中】
「へっ?」
ビックリした。
絶対もう誘ってくれないと思っていたから。
「だからぁ〜、ドッジやるか?って聞いてんの。」
呆れたように首を傾げ、右手の上に乗せたボールを俺の方に突き出す。
「い…いいの?」
突き出されたボールを両手で受け取り、訊ね返す。
「親なんて関係ないよ。
タケはしたいことをしたらいいんだから。」
笑顔でグランドに歩き出すミノルに
「知らないからな」
と念を押すアキラ。
そんなアキラに
「大丈夫だって」
と笑ってるミノルをかっこいいなと思ってミノルの背中を追いかけた。
この時はまだ知らなかった。
彼女の心の中に闇があることを…。