恋愛クリニック部【修正中】



その日を境に、俺は服を泥だらけにしたり、傷を作ったりして、今までずっと憧れていたことをするのに夢中になった。



近所の誰も住んでいないアパートに入って探検したこともあるし、河原で野球を楽しんだりもした。



親に何を言われても、何を聞かれても「これは僕がしたくてしたことなんだ」と自信を持って答えた。




俺を変えてくれたのはミノルだ。



男なのに女の世界にいた俺を助けてくれたのはミノル。




俺はミノルに心から感謝していたし、ミノルに何かあったならば今度は俺が助けてやりたい。
そう願っていた。



こんな女みたいな顔をした俺が、男勝りのミノルを助けてやりたいなんて可笑しい話かもしれないけれど、本気で思っていた。




これは恋じゃなくって…
親友として。


一番の親友として守りたかったんだ。






季節は変わり、俺らは6年生になった。


学校の中の最高学年。


だけど、何ら変わらない日を過ごしていた。





だが、桜が散る頃からミノルの様子がおかしいことに気づいたんだ。



ボーっとしてることが多くなって、話しかけても上の空…。
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