恋愛クリニック部【修正中】
真っ青だった空は、いつしか赤く染まり、俺はこの気持ちが恋なのだと気付き、耳まで赤く染まった。
「…どうしたの?タケ?
赤くなってる」
「…ばっ!ばか!夕焼けでだよっ!」
この気持ちに気づいた途端、なぜか急に恥ずかしくなり、俺は頭の上に乗ったミノルの手を払った。
「さっきまで泣いてたのに、もう泣きやんだ。」
とニコニコして笑うミノルが急に可愛く見えて、いつもと変わらないはずなのに輝いて見えた。
「ミノル……僕、強くなるからね!」
別れ際、ミノルに向かって叫んでた。
ミノルよりも、もっと逞しくなって、もっと男らしくなって、守ってやる。
そんな決意を固めてから1ヶ月後。
ミノルは再び俺の前から姿を消した。
「どうしたよ?外ばっかり見て…」
机の上に肩肘ついてぼんやりと外を眺める俺に話しかけてきたのはアキラだった。
「ん〜…なんか空っぽになった感じ?」
「あ〜…お前、ミノルのこと好きだったもんな。」
「うん。………はっ?!えっ?なんで知ってんの?!」