恋愛クリニック部【修正中】
引退しまっせ!!
季節は移り変わり…今やセミがミンミンと鳴きわめく暑い夏になっていた。
部室に入り、クーラーで涼しむも、何やら一角で暗黒のオーラを放つ部長の姿が暑苦しい。
「部長?どうしたんですか?」
声をかけたのは私の愛しのダーリン、宮城敦也だった(いまだ名前で呼べず)。
あ〜…宮城敦也!
優しいなぁ…ほんでもって今日もかっこいいなぁ〜…。
なんてぼんやり考えていると部長が泣き叫びだした。
「…僕たち3年生は…この夏をもって引退します!!!」
おいおいと泣き出す部長をぼんやりと見ていた。
引退…
引退?
引退!!!!
引退ってことは、もう部長やインテリメガネ山田にも会えないってこと?
なんか複雑な気分…
正直、嬉しいんだけど…
でも寂しいような………
「でも!まだまだ引退したくないので、夏休みは毎日部活をします!」
………前言撤回。
早く引退してくれ。
「あっ!お盆休みはちゃんと作るから!」
夏休みを返せっ!
「どうせ、暇でしょ?」
暇じゃねーよ!!
地元の友達と遊ぶ約束してたんだよ!!!