恋愛クリニック部【修正中】

お勉強会

「ささっ！着きましたよ！ここが僕の別荘です」



ジャジャーンと効果音付きで教えられたのは、……普通の民家だった。



もっと木造のさ！ザ・別荘！！みたいなのあるじゃん？！そういうのを想像していた私はかなり気落ちした。




家に入ると、まるで部室のようにソファーやテレビやテーブルが並べられている。


はっはーん。
さては、部室のインテリアは部長が考えたな？



なんて、どうでもいいことを考えながら部長をチラチラ見てはクスリと笑わせてもらう。




「まずは軽く掃除をしてから、リビングで勉強しましょうか。」


という部長に賛成し、みんなで掃除をし終え、そろそろ小腹がすいたなと思い始めていた。


その時、黒い悪魔が微笑んだ。



「…部長。僕は夕飯を作りますので、他の部員に講義してやって下さい」


なっ！なっにぃ〜！！！


インテリメガネめ。
……………逃げやがった。



だいたい勉強する気なんてないし、何を学ぶんだってーの。


ここまで来て数学とか？
そんなのイヤだなぁ〜。



「では、今日、キミたちに教えるのは……」


ごくり。
この場にいる全員が緊張していた。
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