恋愛クリニック部【修正中】
これは間違いなく今日、宮城敦也が着ていた。
………でもなんで、こんな所に?
…そっか。
風邪引かないようにかけてくれたんだ。
宮城敦也の服をぎゅっと抱きしめた。
宮城敦也の暖かさを感じる。
宮城敦也の優しさに出会った。
胸の奥がジンワリ暖かくなった。
宮城にありがとうって言わなきゃ。
私はリビングを出て宮城の姿を探した。
二階の部屋も全部探したが見つかったのは…エプロン姿で寝るインテリメガネ山田だけだった。
「あれ?宮城??」
どこ行ったんだろう。
「…あれ?」
宮城の靴がない。
「外?」
宮城の上着を腕に抱き抱えたまま、外へと出ていった。