恋愛クリニック部【修正中】
「そんなに私のこと嫌いなの?」
「…………」
やっぱり。
木の下でもめているのは青木先輩と双葉先輩だ。
「婚約解消だ」
青木の一言で、私と宮城はほぼ同時に叫んでいた。
「なんで?!」
突然の登場に驚いたように目を丸くする2人だったが、すぐに笑って
「なんでもないから」
と言った。
「何でもなくないですよ!婚約解消ってどういうことですか!?」
責めるように、青木先輩に突っかかる私に
「ほっほほほ本当に何でもないでござるよ」
と木の陰に隠れてる双葉先輩が言った。
ってか、さっき普通に話してたじゃん!!
オドオドと視点が定まらない双葉先輩にむかって、話しかけた。
「双葉先輩はどうなんですか?!婚約解消って賛成なんですか?!」
「まっままままマサカ!そんなことないでっせ!!」
……これで3回会話したから、双葉先輩の人見知りは終わったはずだったが……
「あのなぁ!あんまり、こういうこと言いたくなかったんだけど、これは俺と双葉の問題なの!
お前等には関係ない話なんだ!」
青木先輩の方が先にキレた。