恋愛クリニック部【修正中】
目の前には…ビーチボールを使って遊ぶ部長と山田先輩と中井先輩と美鈴先輩と双葉先輩。
だけど、私は双葉先輩に何も聞こうとしない先輩たちに対して、ふてくされていたのでビーチボールに参加せず、ぼんやり座って見ることにした。
なんで聞こうとしないのか…
どうしていつもと違うのか…
私の小さな脳ではいくら考えても答えなんか出てこなかった。
「朋ちゃん」
声をかけられ、それまで下を向いていた顔を上に上げる。
ちょうど太陽の光が目に入り眩しい。
「双葉先輩?」
でもこの声は双葉先輩だった。
「ちょっと休憩〜…へへへ。暑いね」
そう言うと双葉先輩は
「よっこいしょ」
と掛け声をかけてから私の隣に座った。
…というか、誰コレ?
本当に双葉先輩?
人見知りしなくなったら、本当に普通の人だ。
「…朝はごめんね?何か変なとこ見せちゃったね」
心なしか少し声が震えている?