恋愛クリニック部【修正中】


部長と“そこまで”並んで歩く…。



“そこまで”っていうか、正確にいうと、“そこの角のコンビニまで”なんだけど…



角のコンビニまではぶっちゃけ50メートルほどの距離を真っ直ぐ行った所にあった。


私がついて行かなくても花火くらい買えるんじゃ?

と、モヤモヤ考えながらも、促されるまま部長と2人で歩き出す。




「…朋さん。さっき双葉さんに何を言いかけましたか?」


「さっき??
……あぁ〜、何があったのか聞こうと思ってたんですよ」


誰かさんが知らん振りするから…と嫌味ったらしく付け足してやろうかとも思ったけど、やめておいた。



「双葉さんと龍のことなのですが…あまり、その……話を広めないでくださいませんか?」


いつもの軽い感じの部長ではなく、その顔は大真面目そのものだった。



「…どういうことですか?」


「だから、双葉さんや龍の問題に首を突っ込んでかきまわさないでくださいと言っているんです。」

冷たい声…。
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