恋愛クリニック部【修正中】

「…でもっ!それでも!!
私は、放っておくことなんてできません。
双葉先輩のあの泣きそうな顔を見ていたら、何とかしたいって!!

…私はそう思います」



いつの間にかコンビニの前まで来ていた。


中に入ると茶色い髪をした女店員の気だるそうな
「いらっしゃいませ〜」
という声が響き渡る。



部長と選んだ花火はよくある色んな種類の入ったパックのものだった。


ついでにお菓子やジュースなども買い、茶髪の店員の元へ行くとこれがまたやる気なさげにレジを打っている。



暑いから仕方ないけどさ…冷房すごい効いてるじゃん?!
やる気あんのかコラ!!


「また来てねぇ〜」

とフレンドリーにいう店員に
「二度と来るか」
と心の中で呟いた。



また50メートルほどの距離を歩き、花火を置くために部長の家を目指す。



確かに、私は、少し傲慢だったのかもしれない。
何度か恋愛の相談を受けて、相談者の喜ぶ顔を見て、私は何でもできるんだって過信してた。



認めよう。


恋愛クリニック部は…相談者が自分で努力しようとしないと私たちはサポートできない。
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