恋愛クリニック部【修正中】
しかし、そんな可愛い顔した少年までもが
「カモが来た〜 !!!!放送した甲斐がありましたね。部長♪」
と顔に似合わない“カモ”という言葉。
そして、その少年は机にヒジを置き、漫画を読んでいるバカそうな…
いや、それは本人に失礼だし、さっき私もバカって言われてカチンときたし、言っちゃいけない。
……そう!能天気そうな男に向かって話しかけた。
サラサラ髪の少年の言葉からすると、この能天気そうな人が部長ってことか?
「何?お客さんか??」
部長と思われる奴がこちらを見る。
声を聞くとやっぱり能天気そうだ。
……というより、この声、放送の時に聞こえた声?
「そう!カモだよ。カモ」
ちょっと、少年!!カモカモ言い過ぎだって!!
それに、インテリ!!
押すな!!
メガネ潰すぞ!?
インテリメガネは私の背中を押し、中に入るようにと急かす。
「ちょっ、ちょっと!!」
部長?はすぐさま立ち上がると、フッと微笑みかけ私を招き入れた。
その動作はまるで売れないホストのようだった。
「ようこそ。恋愛クリニック部へ。
アナタの腹の底に溜まった想い、私どもがお聞きします」