恋愛クリニック部【修正中】


その先輩方の目の前に仁王立ちし、2人を見下ろしながら、大きく息を吸い込んだ。



「不安か?」

「えっ?」

「さっき言うてたやん!!
女を守っていかなあかんから、守れるかわからんくて不安になるってな!!」


「あっ!はい!!言いました」


「…お前はアホか!」


ビクっと2人の肩が震える。



「いつ!だれが!!守ってほしいって言うた?!
何をかっこつけとんねん!!」


「へ?」

間抜け面で聞き返す2人に、更にボリュームを上げ怒鳴り続ける。



「誰が守ってほしいといいましたか?!
私らは誰かに守ってもらうほどか弱くなんてないわ!!

……私らは…守ってほしいんじゃない。ただ、そばにいてほしいだけなんよ。」

「………」



「ただ、近くにいてもらってさ?
しんどいこととか、辛いことがあったらさ、ただ、話をきいてもらいたいだけなんよ。

それでいいねん。

守ってほしいわけじゃない。自分のことぐらい自分でなんとかできるから
…自分の荷物を全部背負ってほしいなんて思ってないよ。
ただ、知ってほしい時もある…。元気づけてほしい時もあるだけ。

それだけやねん」
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