恋愛クリニック部【修正中】
「え?」
隣に座る双葉の顔を…
吸い込まれそうな綺麗な、少し潤んだ瞳を見つめながら、今の自分の気持ちをゆっくりと整理しながら話す。
「俺は、病弱だから…
双葉に迷惑ばっかりかけてるから。
双葉は俺と結婚するよりも別の奴と結婚したほうがいいって思ってたんだ。」
「何…それ……」
潤んでいた瞳が更に潤む。
泣かせたい訳じゃないのに。
すると、隣から静かな声が聞こえてきた。
「龍…龍は気付いてないの?」
「何を?」
何のことだ?
「私は…看病している時の時間が好きなの。
龍と2人でいれる…あの時間が大好きなんだから。
龍は知らないでしょ?
龍といる時間が、本当の私になれる大切な時間だって…知らないでしょ??
迷惑なんてこれっぽっちも思ってないんだからね」
双葉の瞳から一筋の涙が流れ落ちる。
そっか…迷惑じゃなかったんだ。
「ありがとう、双葉」
俺といる時間を大切だと言ってくれて…ありがとう。