恋愛クリニック部【修正中】


「双葉…俺、お前のことがすっげぇ好きだ。
ずっと好きだった。
付き合ってくれませんか?」


「私だって、ずっとずっと…龍のこと想ってきたんだよ…。
こちらこそ、よろしくお願いします」

と頭を下げる双葉がものすごく好きで、可愛くて…もう、こいつを傷つけることはしたくないと強く思った。


やっぱり俺には双葉がそばにいてくれないとダメみたいだ。



「…ゆくゆくは俺の奥さんになってください」

「……はい」


こうして俺たちは初めて手を繋ぎ、花火で騒いでいる彼らをずっと見ていた。



親が決めた結婚だけど、俺は双葉のことが好きだし、親同士が仲良くなかったら、双葉と話すこともなかったかもしれない。


もし、そうなっていたら…俺はこんな気持ちを知らずに生きていたのかもしれない。



こんなに弱っちい俺だけど、お前の笑顔を守るために強くなりたい。


お前とずっと一緒にいたいから強くなりたい。


双葉の存在は、俺を強くしてくれる…


2度と手放したくない、大切な人だよ、お前は。
< 183 / 254 >

この作品をシェア

pagetop