恋愛クリニック部【修正中】
「私…マッキーのこと大好きなんです…
…ぐずぐず…
本当に本気で好きなんです。
…ぐずぐずずずず…」
ぐずぐず…
ぐずぐず…
ぐずぐずぐずぐず……
ぐずぐずって自分で言っちゃってるところが何とも痛々しい。
「ふぇぇぇぇぇん」
なんて甘えた声出してるけど、実は涙はまるで流れていない。
一滴も…
まったく
からっからだ。
最初の一粒で涙は枯れてしまったようだ。
あとは、それを隠すように両手で目元を覆っている。
「それで?林くんのことが好きなのは言われなくても十分わかってるけど、何で来たの?」
自分でも驚くほど、かなり冷たく言い放った。
だって、なんて言うか、"こう言えば私、可愛くね?なくね?なくね?なくなくね??"みたいな悪玉コレステロールたっぷりの魂胆が丸わかりすぎてイラってするんだもん。
これなら、まだ超計算高い方がマシだ!!
「ん〜?!あのねぇ〜…なんかぁ、彼がね??浮気してるかもしれないのぉ〜…どうすればいいかな……じゃね?」
もっとスピーディーに話せ!!
それから、“じゃね?”はもういいだろ?!
「浮気って?なんでわかるの?」