恋愛クリニック部【修正中】


「私…マッキーのこと大好きなんです…
…ぐずぐず…
本当に本気で好きなんです。
…ぐずぐずずずず…」


ぐずぐず…
ぐずぐず…
ぐずぐずぐずぐず……


ぐずぐずって自分で言っちゃってるところが何とも痛々しい。




「ふぇぇぇぇぇん」


なんて甘えた声出してるけど、実は涙はまるで流れていない。

一滴も…
まったく
からっからだ。



最初の一粒で涙は枯れてしまったようだ。


あとは、それを隠すように両手で目元を覆っている。




「それで?林くんのことが好きなのは言われなくても十分わかってるけど、何で来たの?」


自分でも驚くほど、かなり冷たく言い放った。



だって、なんて言うか、"こう言えば私、可愛くね?なくね?なくね?なくなくね??"みたいな悪玉コレステロールたっぷりの魂胆が丸わかりすぎてイラってするんだもん。


これなら、まだ超計算高い方がマシだ!!



「ん〜?!あのねぇ〜…なんかぁ、彼がね??浮気してるかもしれないのぉ〜…どうすればいいかな……じゃね?」


もっとスピーディーに話せ!!


それから、“じゃね?”はもういいだろ?!


「浮気って?なんでわかるの?」
< 190 / 254 >

この作品をシェア

pagetop