恋愛クリニック部【修正中】
「…で、なんの御用でしょう??」
のほほんとした口調で訊ねる男性の目は笑っているようで、奥底は笑っていなかった。
その目を見たら、急に今から言う嘘が全部バレてしまうような気がして、なかなか言い出すことができずにいた。
手には汗がべったり。
喉がすぐに渇き、気がつけば紅茶をすべて飲んでしまっていた。
「どうしました??」
あなたの目が怖いんです。
真実しか許さないようなアナタの目が怖すぎる。
「あ……あのっ!!1日だけ彼氏の振りを頼みたいんです!!」
……あ。
追い詰められすぎて、つい言ってしまった。
周りを見ると口をポカンと開け、私をただじっと見ていた。
ただ一人を除いては…