恋愛クリニック部【修正中】
その一人というのは…
「僕がですか?!」
と瞳をキラキラさせている、のほほんとした男性だ。
だが、残念ながら、彼以外の男性に頼んでしまっては、計画が全てパァだ。
私はゆっくり彼を見た。
彼はというと、全く興味なさげに聞いている。
“俺には関係ないね”と言いたげだ。
「…宮城君がいいんです」
彼を指差す。
指先が少しだけ震え、ついでに言うと声も少し震えていた。
対して、指をさされた彼はというと…
目を丸くして自分を指差し、何か言おうと口を開けようとしていた。
が、
「えぇぇぇぇぇええ?!」
という彼女の声で、彼は口を閉じてしまった。