恋愛クリニック部【修正中】
そんな彼に私は叫んだのが恥ずかしくなって俯きながら
「今日のお詫びにお茶…おごりたい」
と懇願した。
彼は、再び携帯を取り出し、画面を見ると
「ありがと」
と微笑んだ。
近くのファーストフード店へと入り、代金を支払おうとすると、すかさず彼がズボンのポケットから財布を取り出しさっさと支払ってしまった。
「なんで?私、おごるって言ったのに??」
「…そうだっけ??」
彼は笑って席に着き、頼んだフライドポテトを食べ始めた。
………そんなことされたら、諦められなくなるじゃん。
どんどんハマってしまうじゃない。
諦められなくなったら責任取ってくれる??
そんなこと言えるわけもなく、私はただストローでジュースをひたすら飲んでいた。
どんな会話をすればいいのかわからなくて、脳みそをフル回転させて出てきた話題は彼女の話だった。
「高畑さんって、すごい可愛いよね。
なんていうか…小動物みたいで」
…私のバカ。なんでここで彼女の話を出すかなぁ。