恋愛クリニック部【修正中】
「えっと…その好きな人が最近、ある女の子と仲良くしてるのを見るんです。

楽しそうに会話をしている姿を見ると、胸が締め付けられたように痛くなるんです。


私はあの子みたいに彼を楽しませることができないし、怒らせることしかできないから。」


あれ??

なんで??


なんで涙がでるの??



思っていることを全部吐き出したら涙が出てきた。


温かい涙。

頬を何度も何度も伝う。


「はい。」

美鈴先輩が真っ白なティッシュを差し出してくれた。


「辛いね〜。苦しいね〜。でも大丈夫だよ。

朋ちゃんはすごくいい子だから。

大丈夫だから。」


ふわっと抱きしめられた。
美鈴先輩の長い髪が頬に触れる。

優しい香り…。



美鈴先輩が“大丈夫”だと言えば本当に大丈夫な気がする。
不安な思いがどんどん小さくなっていくのを感じる。


「朋ちゃん…アナタの全てを私たち、恋愛クリニック部に預けてくれない?」

それって…
「どういうこと?」


「私たちにお任せください。」



恋愛クリニック部の4人はニッコリと微笑んだ。



私はなぜか、その笑顔に恐怖を感じたのだった。
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