恋愛クリニック部【修正中】
どうして、こんなことになったのだろうか。
恋愛クリニックに相談したことが間違いだったのだろうか?
それとも…ここに来た時点で間違っていたのかもしれない。
「……あの〜??」
目の前には、綺麗な美鈴先輩の大きな目があった。
私たちの距離はおよそ3センチ。
「…っしっっ!!」
美鈴先輩の目はマジだった。
話しかけるのを諦め、部室全体を見渡す。
部長さんは漫画の続きを読んでいる。
中井先輩はテレビゲームに夢中だ。
山田先輩はというと…パソコンのオンラインゲームを楽しんでいる。
なんか…似合わない。
「ぷっ!!」
我慢できずに笑いがこぼれてしまった。私のその笑い声で山田先輩が一歩二歩と近づいてくる。
かなり不適な笑みを浮かべて…
「なんだ?今、笑ったのは自分の姿に笑ったのか?
それとも……俺を笑ったのか?
もし、後者ならば、お前の秘密を全校生徒にバラす。覚悟しとけ。」
「……は、はぁ〜い。」
口の端を片方だけ上げ、引きつった顔で返事をする。
だって山田先輩、目が本気だから…。
背筋が凍りついたようだった。