恋愛クリニック部【修正中】
右手で右頬に触れる。

鏡の中の女性も私と同じように動く。


「気に入らなかった?」

美鈴先輩が心配そうに眉をハの字に垂らし、私の顔色を伺うようにして上目遣いで覗いてくる。


「いいえっ!めっそうもございません!!」



気に入らないわけがない。


「ただ…驚いただけで。こんなに変われるなんて思ってなかったから。」

そう。時間は任せてくれと言われたあの時にさかのぼる。



「あの…任せろって…?」


頼もしいような頼もしくないような…



「とりあえず、明日…朝に部室にきてくれるかな?」

美鈴先輩はニッコリと微笑んだ。



そして、次の日の朝、教室に入る前に部室に行くと、すでに来ていた先輩たちに出迎えられた。


「じゃあまずは、朋ちゃんココに座って♪」


なぜか回転する椅子に案内される。


この先、何をされるのか未知なる不安はあるが、一度は信じようと心に決めた身…誘われるまま回転椅子に腰をおく。



「お客さ〜ん♪今日はどうしましょう?」



美鈴先輩が楽しそうに後ろから話かけてきた。
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