恋愛クリニック部【修正中】
早く宮城と話したいから。

みんなが可愛いって言ってくれたから、その分、自信が確信へと変わったようだった。



宮城も言ってくれるよね?


私変わったんだよ?

ねぇ?宮城…。



「み…宮城?」


宮城の後ろ姿に声をかけた。

アナタはなんて言う?




「何?その顔??ぷっ!似合わね〜。なぁ?!」



宮城は欲しかった言葉をくれなかった。



そして、あろうことか隣に座る女の子に話しかけたのだった。



「似合わなくないよ!可愛いじゃない!」


近くに聞こえるはずの女の子の声も、なんだか遠くのほうで聞こえているようだった。



変わっても、無理だったのかな?


この距離は縮まらないのかな?



可愛くなってもアナタは見てくれないのかな?



鈍器で頭を殴られたように痛くなった。



実際殴られたことなんてないけれど…



「やっぱり、似合わないかな?」

無理矢理笑顔を作って聞いてみる。



「そんなことないよ。凄く可愛い。」



女の子には聞いてない。
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