恋愛クリニック部【修正中】
「うっさい!うっさいうっさい!そんなこと言う宮城だって彼女なんて当分できっこないもん!!」
黒板の前の席にカバンを下ろす宮城の背中に向かってに大きな声で怒鳴った。
すると、宮城は振り向き、
「俺は大丈夫なの。誰かさんみたいに半目になったりしないから(笑)」
とバカにしたように笑って隣の席の女の子と楽しそうに話し始めた。
そんな2人の姿を見るのが痛くて、苦しくて…
所詮、私は宮城にとって半目女なわけで、
結局は私を友達としか思ってない宮城の態度が悲しくて気付けばトイレへと駆け出していた。
なんで、あんな奴好きになっちゃったんだろ……。
なんで…あいつなんだろ。
なんで…もっと素直になれないんだろ。
なんで、こんなに悔しいんだろ。
それでも、なんでこんなに大好きなんだろう。
トイレに入り、次から次へと溢れ出す涙と粘りのある鼻水をトイレットペーパーで拭いた。
多分、こういうところが女らしくなくて“友達”止まりなんだろう。