恋愛クリニック部【修正中】
溜まっていた涙を全て吐き出した頃、部長さんに促され部室に入った。
落ち着いた私に温かいホットミルクをいれてくれて、その気持ちに感謝して飲んだ。
冷えた心に暖かさが戻ってくる。
「何かありましたか?」
心配そうな顔で訊ねてくる部長さん。
「実は…」
今日起こったことについて話すと部長さんや、山田先輩、中井先輩に美鈴先輩、それから、体つきが凄くいい男性は、同時に「はぁ〜」と溜め息をついたのだった。
「あの…??」
なんで溜め息?
なんで、“お前、何やってんだよ”的な溜め息を吐くわけ?
「全然ダメじゃん!朋ちゃんは何もわかってないよ!」
熱く語りだしたのは中井先輩だった。
「何をわかってないのか聞きたいのは山々なんですけど、その前に、あのマッチョな人は誰ですか?」
私は中井先輩を見ながら、マッチョを指さした。
私の質問に5人は目をパチパチさせるやいなや笑い出した。
「そうよ。まだ紹介してなかったじゃない!」
「龍も自分から言えよ!」
笑いながらマッチョをとり囲んでいた。
あの〜…この話の主役って私ですよね?