恋愛クリニック部【修正中】


「はい。そうです。
…というより、この部を作ったのは、僕なので僕以外に、この部の部長なんていないわけです。

…ということは、僕って凄く貴重な存在じゃないですか?!」



だんだん話してるうちに興奮してきたようだ。

鼻息は荒く、目は大きく見開いている。



ぶっちゃけ宮城の話を聞く気0だ。


「そんな話を聞きに来たわけじゃね〜んだよ!てめぇ〜…どういうつもりだよ?!」

…話が見えない。宮城は何を怒ってるの?


「どういうつもりって…僕はただ…僕という存在の偉大さを分かってもらおうと思って…。」


部長さんも意味が分からないと言うような顔をしている。


「女を泣かして何が偉大だよ?!朋?!朋!!」
「うぁ…はいっ!」


いきなり呼ばれ、ビックリした。私の姿を確認するやいなや「いくぞっ!!」と私の右手を掴み、部室を飛び出したのだった。


何?
部長さんが女の子を泣かせたって?


グイグイと力強く引っ張られ掴まれた右手が痛む。

「…宮城?」


宮城の後ろ姿に呼びかけた。宮城は足を止め、振り向いた。



体から蒸気が噴き出しているようだった。

どんだけ走ってきたんだろう?
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